SEの転職について徹底解説

SEの転職は二刀流で!エージェントとメディアを有効活用する方法とは

ENGINEER.CLUB編集部

今この記事を読もうと思っているあなたは、まさにシステムエンジニアいわゆるSEとして転職を考えている人だと思います。SEは現在最高に転職しやすい時代に突入しています。転職しやすい時代だからラッキーと思うかもしれませんが、採用に積極的な企業が多い時代だからこそ転職に失敗しているSEも多いのです。

「転職したけど、前職を退職した理由が改善されなかった」「ネームバリューや給与が魅力で入社を決めたけど、働く環境が劣悪だった」「周りから猛烈にお勧めされた入社したけど、もっといろんな企業を見ればよかったと後悔している」等、失敗の内容は様々ですが転職が身近になったからこそ、転職に対しての行動量や思考する時間量が少なくなり転職後に後悔する人が多くなっている傾向にあります。

そんな転職が身近な存在になった今、転職の手法は多様化しています。その中でも忙しいSEにとって企業の紹介から選考の日程調整まで行ってくれる転職エージェントは、とても便利で無料で利用できることから、転職の際に利用する人がかなり増えています。転職エージェントは多くの求職者の転職を支援していますし、業界の状況も把握し、様々な企業とコミュニケーションをとっていますので、転職のプロとも言えます。

しかし、転職エージェントだけを頼りに転職先を決めてしまうのは自身の選択肢を狭めてしまうことになるのです。転職しやすいこの時代だからこそ、少し手間がかかっても自分の納得がいく転職先に出会う事が将来の自分のキャリアに繋がります。

今回は、転職エージェントと自力のネット検索を上手に利用しながら転職に成功する方法をご紹介します。


1.SEの転職先はエージェント頼りでは失敗する3つの理由

転職エージェントだけを利用して転職するのは失敗する確率を上げてしまいます。転職エージェントは無料で転職に関する相談が出来、転職活動で発生する様々な事務作業を代行してくれる為、求職者にとってはメリットしかないように見えます。しかし、転職エージェントだけを利用しての転職活動には転職を失敗させてしまうデメリットもあるのです。そのデメリットを理解した上で自身でも情報収集したり求人を検索したりしながら転職活動をすることで自身が納得のいく転職先を見つける、つまり転職を成功させることが出来るのです。

1-1.求人の選択肢が限られてしまう

まず転職エージェント頼りによる転職のデメリットは、求人数が限られてしまうことです。転職エージェントは世の中の全ての企業と窓口があり、全ての企業からあなたにマッチした企業を紹介するわけではありません。また、更にあなたを担当するキャリアカウンセラー(以降CA)がその企業が取引している企業全てを把握し、あなたにマッチした企業を紹介できるとも限りません。あなたのCAの判断やカウンセリング能力であなたが出会える企業が決まってしまうのです。ですので、CAからの紹介だけを頼りに転職活動を行うと自身に合った企業と出会える確率を下げてしまうことになるのです。

ですから、エージェントからの紹介をもとに自身でも求人を検索し選択肢を狭めないことをお勧めします。

1-2.実は直接応募よりも内定獲得のハードルが上がる

次のデメリットは、エージェントを利用することにより内定獲得のハードルが高まってしまうということです。特にこれが言えるのは、未経験やスキルが低いSE、そして新しい分野にチャレンジする為の転職をする場合です。

その理由は、企業側はエージェントを通して人材を採用すると人材一人に対して費用が発生するからです。求人メディア経由の場合は求人を掲載した段階で費用が発生する為、何名採用してもかかる費用は求人掲載費用のみです。その為、企業側は求人メディア経由で採用した方がコストが安く済みますし、既に掲載段階で費用が発生している為採用意欲も高くなっているのです。

例えば、同じタイミングで近しいスキルかつ企業の評価も同じ人材がエージェント経由と求人メディア経由で応募してきた場合、企業側はどちらを採用するでしょうか?費用だけのことを考えるなら、既にコストがかかっている求人メディア経由で採用しますよね。近年は採用に力を入れる企業も多く採用コストを関係なく優秀な人材を採用したいという企業も増えていますが、未経験や即戦力とは言い難い人材に何百万もの費用をかけて採用するのには抵抗がある企業も多くあります。

ですので、特にスキルに自信がない方はエージェントを利用するよりも求人メディアやその企業のリクルートページから応募することで採用ハードルを下げることが出来るのです。

1-3.不本意な企業の内定受諾をさせられる可能性がある

最後にお伝えするデメリットは、エージェントの利益を優先した営業トークに騙される可能性があるという点です。エージェントは紹介した人材の入社が決定すると利益を上げられる仕組みになっています。ですので、自社の利益の為に求職者にとって適切でない企業への入社を強烈に後押しするケースもあります。

本当に自分に合っている企業をお勧めしてきているのか、エージェントの利益の為の営業トークなのかをしっかりと見極め、内定受諾の意思決定をしていく必要があります。また利用するエージェントを選ぶ際、自身の担当をするキャリアカウンセラーがコミュニケーションがこまめにとってくれるのか、ただメールやシステム上で求人を紹介するだけでなく必要とすれば親身に転職のアドバイスをしてくれるか等をみて、エージェントンの利益だけでなく求職者に寄り添った提案をしてくれるエージェントかを見極めていきましょう。


2.エージェントと自力での求人検索の有効な活用法

エージェントを利用しての転職はメリットもデメリットもありますが、メリットをうまく活用していけば転職において役に立つことは間違いありません。

ここではエージェントと自力での求人検索をうまく活用しながら転職する方法の一つの例をご紹介します。

2-1.まずはエージェントに登録!~自分の市場価値と企業の情報を収集~

まずは、転職を検討を始めたらエージェントに登録してみましょう。その理由は、以下の4点です。

  • 転職のプロと話すことで自身の転職の目的を整理する為ため
    ⇒企業選びの軸や転職理由を明確にする
  • 自分の市場価値を知るため。
    ⇒年収レンジはどれぐらいになるのか、どのレベルの企業にチャレンジできそうなのかを知る。
  • 転職活動をする上でのポイントを知るため。
    ⇒職務経歴書の書き方や線香のポイントを教えてもらう。
  • 自分に合った企業情報を得るため。
    ⇒どんな傾向の企業が自分の希望に合い、自分のような人材を求めているのかの傾向を知る。

上記のような情報は、転職市場に詳しいエージェントに登録して知るのが一番効率的です。

ですので、まずは情報収集や思考の整理の為にエージェントに登録してみましょう。

2-2.担当してくれるCAを見極めよう~CAの対応やアドバイスに100%満足できるか~

次に行ってほしいのは、自身を担当するエージェントのCAをしっかりと見極めることです。残念ながら、CAはピンキリです。CAになるのは特別な資格が必要なわけではありません。新卒や中途未経験でエージェントに入社し、突然人のキャリアに影響を与えるCAになる人が沢山います。

年齢や経験にもよりますが、そんなこと関係なくあなたに寄り添って、多くの情報を収集しマッチした企業をあなたに紹介してくれるCAもいれば、経験年数が長いだけでルーティンワークのように営業数字を上げる為だけに企業を紹介し、選考中も何のフォローもしないCAもいます。

もし前者のように、あなたに寄り添った対応や紹介する企業の量質ともに十分だと感じるCAと出会えた場合は、そのCAの紹介やアドバイスを頼りに転職することもありかもしれません。しかしそんな優秀なCAにはなかなか出会えないのが実情です。なぜなら転職市場は活性化しており各エージェントは生き残る為に売り上げを上げることに必死だからです。中には一度も対面で会わずに電話やメールで話を進めていくCAもいるぐらいです。そんなCAにあなたの人生を任せても大丈夫ですか?

ですので、1回目のCAとの面談やその後の対応にマニュアルな印象があったり、寄り添ってくれている印象を感じない場合は、自力でも転職先を探すべきですし、あまりにも対応がひどい場合は担当CAの変更を依頼することをお勧めします。

2-2-1.CAを見極める方法は、企業について沢山質問すること!

CAのレベルを見極める際、一番効果的な方法は紹介してくれた企業について沢山の質問をすることです。優秀なCAは、なぜその企業を紹介したのかを明確に答えられますし、求職者が疑問に思いそうなことは全て把握したうえで紹介しているはずです。

紹介された場で質問するのが一番効果的ですが、難しい場合は後日メールで紹介した理由やその企業についての質問を複数投げかけてみてください。その返答の内容やスピード感に納得できるかできないかを判断基準にしてみましょう。

2-3.得た情報をもとにメディアや企業HPを検索!~自分で検索することで“選択肢が広がる”~

CAの対応への満足度が90%未満の人が次に行うべきなのは、エージェントから得た情報をもとに自身でも求人を検索することです。前章でも述べましたが、エージェントの紹介だけだと出会える企業も限られてきます。

どんな企業に転職するかで人生を大きく変えてしまいますので、少し手間がかかっても自身でも求人を探すことをお勧めします。その際にエージェントでとの対話で知った自分の転職の軸やマッチした企業の傾向をもとに検索することで、効率的に自分に合った企業を探すことが出来ます。

2-3-1.おすすめメディア3

リクナビNEXTやマイナビ転職等のメジャーなメディアを活用するのもよいですが、最近ではスカウト型の求人メディアも多くあり、採用活動に活用する企業も増えてきていますのでそちらに登録することもお勧めします。

SEの採用に関り様々なメディアを企業側として利用してきた私がおすすめメディアを記載しますので、ぜひ参考にしてみてください。

エン転職 https://employment.en-japan.com/

~おすすめポイント~

まずは、サイトのUIが非常に工夫されていて見やすいです。運営企業側もUIにこだわってサイト開発を行っているというほどですので、求職者の立場に立った見やすいサイト構成になっています。

また、一方的に企業側のアピールポイントを記載するのではなく、サイト運営企業の考える掲載企業のおすすめポイントがかかれていたり、その企業のメリットだけでなくマッチしない人材の特徴も記載されていたりしますので、客観的にその企業が自分に合っているかを知ることが出来ます。

また、エン転職のように求人をお金を払って掲載しているということは採用に積極的な証拠ですので、選考もスピーディーに進んでいくケースが多いです。

~こんな人におすすめ~

  • SEとしての経験が浅い人
  • 未経験からSEに転職したい人
  • 急いで転職先を探している人
ビズリーチ https://www.bizreach.jp/

~おすすめポイント~

ビズリーチの求職者のターゲットはミドル~ハイクラスの人材ですので、利用する企業も技術レベルが高い成長中の最先端技術を扱うスタートアップや、年収レンジの高い大手企業が多いです。

また、求人検索だけでなくスカウトを受け取ることもできますので、自身の情報を正しく登録すればマッチした企業から直接スカウトを受け取ることもできます。スカウトを受け取ると一次選考が免除されたり、企業の代表と直接面談する機会が得られたり、様々な特典を受けることが出来ますので、転職に優位に働く事も多くあります。

ただし、スカウトが来たからと言ってすべての企業が本当に自分の経験を評価しているかというと…残念ながらそうではありません。DBには多くの求職者が登録していますので、特定の条件にマッチした人材全員にスカウトを送付している可能性も十分にあります。スカウトメールの内容から自身の経歴をしっかりみて声をかけてくれているのかを判断してから応募しましょう。一斉メールでそれらしいスカウトを送ってくる企業よりも個人個人を見ている企業の方が社員を大切にする会社かもしれませんよね。

また、有料会員と無料会員によって利用できる機能も変わってきます。通常求職者が料金を支払うメディアやエージェントは存在しないので、求職者に価値を提供することに自信がある事の表れとも言えますね。

~こんな人におすすめ~

  • 強みと言える経験を前職で得た人
  • 年収が500万以上の人
Wantedly https://www.wantedly.com/

~おすすめポイント~

Wantedlyはその企業で働く社員の顔や経歴をリアルな雰囲気で知ることが出来るサイトです。その企業の担当者が直接求人を作成したり、社員にインタビューを行い社員紹介を行ったりしていますので、その会社の雰囲気がよくわかります。

求人を出すというよりも、企業のことを採用活動目的でPRすることに利用する企業が多いのですが、近年は人材募集のページを充実させている企業も多いのでWantedlyを使って企業に応募することも可能です。

企業の雰囲気をオープンにすることで価値を発揮するメディアですので、利用している企業は風通しが良い企業や社員のつながりが強い企業が多い傾向にあります。選考フローも、応募したら直ぐに面接というよりも、社内見学やカジュアルな面談を行うといった企業が多いです。

~こんな人におすすめ~

  • 企業の雰囲気を重視したい人
  • 社員同士の距離感が近い会社を希望する人
  • じっくり企業選びをしたい人

2-4.最後の決断はエージェントに流されない!~オファー面談を活用して自分で決断~

エージェントやメディアを活用しながら転職活動を行い、いよいよ転職先を決定しなければならないとなった場合、CAからの営業トークに惑わされないように注意しましょう。CAという第三者からの情報も参考にはなりますが、自分で見聞きした情報が一番正確です。

意思決定の際におすすめしたいのは、内定先の企業にオファー面談や食事会を依頼することです。図々しいのでは?と思うかもしれませんが、今SEの採用は非常に難しい時代ですので本当に採用したい人材の為であれば対応してくれる企業がほとんどです。(もし断られたら、相当な理由がない限りはその企業は辞退しましょう)

もう内定は獲得しているわけですので、オファー面談や食事会で聞きたい事を全て確認してみましょう。

その際にぜひ聞いてほしい内容は、仕事の面白さではなく、「会社の一員としてのやりがい」についてです。仕事の内容は会社の業績や成長フェーズによって変わりますが、会社の一員としてのやりがいは変わらない事が多いです。そこにその企業の本当の魅力が隠されているかもしれません。

SEとして転職する場合、、どうしても仕事内容のやりがいにフォーカスしがちですので、SEの転職だからこそ「会社の一員としてのやりがい」は同じ職種の社員に聞いてほしい内容です。


3.こんなSE求人には騙されるな!4つのNG求人例

エージェントで得た情報を活用しながら自力で求人ディアや企業のリクルートページを検索していても、選択肢が多すぎて、どの企業に応募すればいいのかわからなくなってしまう事も多いと思います。

この章では優良企業を見極める為の企業情報の見方をご紹介します。これが全てではありませんが、少なくともこの4つについてしっくりこない企業は注意しましょう。

3-1.求人やリクルートページに仕事内容の事しか書いていない

まずは、求人に仕事内容の事しか記載がない企業は、それしかアピールすることがないという事なので注意しましょう。とくにSIerSES系企業は、入社後の具体的な参画プロジェクトが決めっていないにも関わらず仕事内容例のことしか書かれていないのは、入社前に入社後の環境が何もわからないということと同じです。社員の為の取り組みが何もなくプロジェクトに入ったらほったらかしといった企業が多いです。

もちろん仕事内容も大事ですが、希望する仕事ができたとしても全く評価されず給与が上がらなかったり、社員同士が関わりがなく孤独な環境だったりした場合、長く働き続けられるかというと…難しいと思います。

仕事内容以外もアピール内容があるかを確認することをお勧めします。

3-2.どこをさがしても社員の顔や経歴が全く出ていない

次に注意してほしいのは、社員の顔が全く分からない会社です。今、社員の体験談や成功ストーリーを記載するのがトレンドになっています。その中でも社員の顔がほとんど出てこないというのは、会社に対して前向きでない社員が多い可能性が高いです。またメディアに出せるような優秀な社員がいないという可能性もあります。リクルートページやSNS等でどんな社員がいるのかの情報を得られるかを確認することをお勧めします。

3-3.離職率や残業時間の数字が著しく低い

よく惑わされがちなのが、離職率や残業時間の著しく低い数字です。実際にその数字である企業もあるかもしれませんが、独自の計算方法を用いて低く算出している企業もありますので、注意しましょう。もし著しく低い離職率や残業時間の求人に応募する場合は、なぜその数字が実現できているのかを面接で確認しましょう。その内容が明確でない企業には注意しましょう。

3-4.研修有りと書いてあるけど具体的な内容がどこにもない

近年研修制度を導入しているというSEの求人をよく目にしますが、その言葉だけに魅力を感じて入社するのは危険です。具体的にどんな研修をどれぐらいの頻度で行っているかを確認しましょう。もしリクルートページに何も研修について具体的な内容が記載されていない場合は、年に1度の勉強会を研修と呼んでいたり、自主勉強会を研修と言っているケースが非常に多いです。

転職先を決める際に学ぶ環境を重視する人は注意してください。


4.さいごに

今回は転職エージェントを利用する際のお注意点から、理想的な転職活動の方法を人事目線で解説してきました。エージェントは非常に便利なサービスで多忙なSEにとって利用しやすい転職ツールです。しかしエージェントは慈善活動を行っているのではなく、企業として利益を上げなければならない立場であるということをわかった上で利用することが重要です。

自力で情報収集しながら転職活動を行うのは非常に労力を要します。しかし、転職は人生で数回しかない将来を左右するターニングポイントとなる可能性が高いです。その人生において重要な機会を他人任せで行動してしまうのは、もったいないです。

SEは非常に求人数が多い時代です。自身でも情報収集を行いながら転職活動を行うことで本当に自分にマッチした企業に出会うことが出来るはずです。

是非様々なツールを利用しながら最高の企業に出会えるように行動してみてください!

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