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Perl 配列~基本から応用までの逆引き辞典~

カヌレ子

開発エンジニア/Java/Perl/ボールド歴2年

Perlの配列は、他の言語よりも柔軟で使いやすく、初心者にも理解しやすい設計になっています。さらに多くの演算子を使いこなすことで、よりスマートなコーディングが実現できます。

Perlの配列の作法から、目的に応じた演算子の使い方まで1つずつ確認していきましょう。


1.配列とは

配列は、1つの値を格納していた変数と違い、複数の値を格納することができます。使い方は他の言語とあまり変わりません。

C言語のように宣言時に要素数を指定する必要がなく、必要に応じて自動的にサイズが拡張されるので便利です。

Perlの配列は下記の通り、「@」をつけます。これは空のリストで初期化している例です。

宣言時に値を代入する場合は、下記の通りです。数値の場合は「’’」で括る必要はありません。


2.基本的な使い方

2-1.配列の1要素のみ取り出したい

配列の1要素を指定する場合は「@」ではなく「$」と添え字を使います。

Perlの添え字は多くの言語と同様0から始まります。

実行結果:

2-2.配列の内容を全て出力したい

1つの要素を指定する場合は「$」でしたが、全て出力したい場合は「@」です。

実行結果:

2-3.リスト作成が面倒くさい1(qwショートカット)

配列にセットする要素が多い場合は、qwショートカットを使うと便利です。

qw()の他、qw//もよく見ますね。 !! ## {} [] <>でも構いません。

実行結果:

2-4.リスト作成が面倒くさい2(範囲演算子)

例えば(’10’, ‘11’, ’12’, ’13’, ’14’, ‘15’)といった、順に1ずつ大きくなるリストを代入するときにこの範囲演算子「..」が使えます。

実行結果:

2-5.配列の要素数を知りたい

要素数は、配列をスカラー変数に代入することで取得可能です。

実行結果:

2-6.配列の最後の要素を指定したい

最後の要素は「$#配列名」で指定できます。「-1」としても同じです。

実行結果:

2-7.デフォルトのスペース以外で配列を区切って表示したい

上記までの例の通り、半角スペースで配列の要素が表示されるのがデフォルトです。

変更したい場合は「$”」に任意の区切り記号を設定します。

実行結果:


3.応用的な使い方

3-1.配列を結合・連結したい

(@配列, @配列…)で、複数の配列を一つに連結できます。

実行結果:

3-2.配列の重複した要素を削除したい

重複の内容に配列の要素を整理したい場合は、ハッシュとgrepを使うと簡単です。

他にも実現できる方法はたくさんあります。思いついた方法があれば試してみましょう。

実行結果:

3-3.配列を文字列にしたい(join

配列の要素を、1つの文字列にしたい場合はjoinを使います。

下記の「:」で各要素を連結した例です。joinの後に指定している「:」を変更することで、他の区切りで連結できます。

実行結果:

3-4.文字列を配列にしたい(split)

joinの反対です。上記で文字列にした$strを、また配列に戻してみましょう。

実行結果:

3-5.配列の後ろに要素を追加したい / 削除したい(push / pop)

後ろに要素を追加したい場合は「push」、取り出したい場合は「pop」を使います。

下記の列ではpushで2駅追加され、popで最後の1駅が取り出されていますね。

実行結果:

3-6.配列の最初に要素を追加したい / 削除したい(unshift / shift)

配列の後ろではなく、先頭に要素を追加したい場合は「unshift」、削除したい場合は「shift」を使います。

実行結果:

unshiftによって先頭に1駅追加され、shiftによって1駅削除されました。

3-7.配列の指定した場所に要素を追加したい / 削除したい(splice)

配列の最初/最後ではなく、途中に追加したり削除したりしたいんだ!という場合はspliceを使います。上記で紹介した「push / pop / unshift / shift」も全てspliceで実現できます。

実行結果:

もし先頭を指定したい場合は、「0番目から」となるので“splice (@yamanote, 0, 1);”となるので注意。

3-8.配列の順番を逆にしたい(reverse)

reverseを使うと簡単に配列の順番を逆にしてくれます。

reverseの結果を新しい配列に代入しているので、@yamanoteの順番は何も変わっていないことが分かります。

実行結果:

3-9.配列を昇順 / 降順にソートしたい(sort)

sortは文字列のソートをするか、数値のソートをするかで結果が変わってしまいますので、どちらのソートなのか間違わないように注意しましょう。

①文字列のソート

実行結果:

②数値のソート

数値で判断して、小さい順に並べ替えたい場合は、sortの後に「{$a <=> $b}」を指定します。数値しかない配列だからといって、自動で数値としてソートしてくれるわけではないのですね。

実行結果:

3-10.配列から条件に合う要素のみを取り出したい(grep)

grepの後に正規表現などで探したい要素の条件を指定することができます。

実行結果:

3-11.配列の全ての要素を変換したい(map)

配列に格納したまま要素を編集したい場合はmapを使います。

foreachでも実現できますが、こちらのほうがよりスマートなコードになっています。

実行結果:

3-12.配列をリファレンスとして扱いたい

#Aの「\@配列名」のように、@の前に\をつけることで配列のリファレンスができます。

#Bで“$yamanote_ref”を出力すると、”@yamanote”の配列を指すアドレスが表示されていることが分かります。C言語でいうポインタのようなものですね。

リファレンスを配列として扱う場合、#Cのように「@$リファレンス名」とします。

リファレンスは配列と違い、#Dのように「$リファレンス名->[添え字]」と記述して要素を取り出します。

実行結果:

3-13.多次元配列を作りたい

Perlでは、多次元配列を作るためにリファレンスを使います。

実行結果:

一次元配列と同じように、配列を追加したり削除したりすることもできます。

実行結果:


4.さいごに

配列を扱う演算子について簡単に紹介しましたが、各演算子にはまだいろいろな使い方があります。

配列は頻繁に使いこないして、効率の良いスマートな実装を目指しましょう。

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