年間面接2000人の現役人事が教える!エンジニアの志望動機の書き方

ITエンジニアを志し面接の準備をする時、コツを掴めば誰でも面接官の心をつかむ志望動機を伝える事が出来ます。私はIT企業の人事として年間で2000名以上のITエンジニアの面接を担当しました。一般的な定型文の志望動機を書くだけでは、ただの文章にしかなりません。攻めの志望動機を書くコツを掴めば、輝かしい過去の経歴がなかったり、自分のスキルに自信が無かったりしても面接官の心をつかむことができるのです。

志望動機はただ単純にITエンジニアになりたい理由を伝えるだけでは内定を掴むことは出来ません。ITエンジニアになるには、地道な努力が求められ、なろうと思って挫折してしまう方も少なくありませんので、この人ならITエンジニアとしてどんな事があっても頑張ってくれるだろうというイメージを持ってもらう必要があります。このことから、ただ単純になりたい理由を伝えるだけでなく、自分のITエンジニアへの想いや覚悟、そしてやる気も伝えられるような志望動機を考え、面接官を納得させる必要があります。

今回は人事目線で思わず内定を出したくなる、攻めの志望動機の考え方と事例を解説していきます。

1.エンジニアの攻めの志望動機の書き方・考え方

ITエンジニアになろうと思った時、今までITエンジニアとしての経験がなかったり、自分をアピールできるような輝かしい実績がなかったりしても、志望動機を工夫することにより面接官が思わず採用したくなってしまうようなアピールをすることが出来ます。

まず、志望動機には2つの観点での理由をいれます。

  • なぜITエンジニアになりたいのか
  • なぜITエンジニアとしてその会社で働きたいのか

この2つを志望動機に入れることにより、面接官に納得感を与える事が出来ます。

1-1.なぜITエンジニアになりたいのか

志望動機を書く上でまず考えてほしいのは、なぜ「ITエンジニア」として働きたいのかということです。未経

験でITエンジニアになろうと考えている人も、ITエンジニアとして転職を考えている人も、ITエンジニアとして働きたい熱意や覚悟を伝えることで、どんな状況に陥っても折れずに活躍してくれるだろうということを面接官に伝えることが出来ます。ただITエンジニアになりたい思い熱意を伝えることだけでなく、なぜそう思ったのか、そして更に納得感を与える為のプラスαを入れることで攻めの志望動機が完成します。

ITエンジニアになりたい理由」を3つのパターンに分けて解説していきます。

  •  自身の強みを志望動機に入れる
  • 業界への興味を志望動機に入れる
  • 仕事内容への興味を志望動機に入れる

 

1-1-1.自身の強みを志望動機に入れる

まず1つ目は、志望動機に「今の自分」がITエンジニアに向いているということを入れ、アピールする方法です。前職で得た知識や経験、その経験を通して実現できたことから、ITエンジニアへの適性がある事を志望動機に入れます。

こんな強みが自分にあると感じる人、また過去の実績がある人はそれを武器に志望動機を考えてみてください。
  • 何かを継続する力がある人

ITの仕事はコツコツと知識を積み上げたり、モノを作ったりする仕事ですので、継続力が必須の職種です。時には単調な作業もありますので、そんな状況でも飽きずに継続できることが出来る人はITエンジニアに適性があるといえます。

  • 新しい知識をインプットすることが好きで実践している人

⇒常に技術が進歩するIT業界では、優秀なエンジニアになるのは、学び続けるこが大前提です。目先の仕事をこなしていくだけでなく、将来を見据えて自分の知識を高めていくためのインプットや努力が出来ることはITエンジニアになる為には必要です。

  • 行動量ではなく、戦略で成果を出してきた実績がある人

ITエンジニアの仕事は、営業やサービス業等の行動量で成果をカバーできる仕事ではありません。ITエンジニアの仕事の中でも特にPMSEとして働くには、物事をロジカルに考える必要があります。今まで物事をロジカルにとらえ戦略を立て、PDCAサイクルをしっかり回して成果を上げた経験がある人は、それを武器としてアピールすることが出来ます。

文例

【①ITエンジニアになりたい理由】

私がITエンジニアになりたい理由は、今までの経験から培われた『継続力』が最大限生かせる仕事だと感じるからです。

【②なぜそう思うのか】

IT業界には様々な技術があり、その技術がめまぐるしく進化していきますので、エンジニアとして働くならば常に自己研鑽をしていかなければならないと、情報収集していく中で実感しました。私はコツコツと物事を継続していくことを小学3年生から続けているピアノで身に付けたと自負していますので、その継続力を生かして、ITエンジニアとして日々自己研鑽を継続し、常にお客様のニーズに応えるエンジニアになれると考えています。

【③納得感を与える+α】⇒「過去」ではなく「現在」の状況を入れ強みに納得感を!!

20代半ばで未経験からITエンジニアを目指す事に対して、スタートが遅れ危機感を感じております。なのでITエンジニアを目指そうと決めてから、IT関連技術に関する学習を始め毎日2時間は学習をしており、10月の基本情報技術者試験を受験する予定です。ITエンジニアとしての業務がスタートしてからも毎日時間を決めて、継続して学習していきたいと考えています。

1-1-2.業界への興味を志望動機に入れる

2つ目は、業界への興味関心を伝えることです。IT業界は、世の中でも屈指の成長産業ですので、そういった業界に身を置き市場価値の高いビジネスマンになりたいという思いを伝えます。

IT業界の魅力ポイントは以下の通りです
  • IT化が進み、様々な業界で○○×ITが広まっているので、ITは無くてはならない存在になっている
  • 少子高齢化や人口の減少が進み、ITで人材不足を補っていく時代になっている為、活躍の場が沢山ある
  • 各業界でIT化が進んでいることにより、様々な業界に関わるチャンスがある
  • 最新のものに関わる機会が多い
  • ITは日々の生活をよりよくすることができる
文例

【①ITエンジニアになりたい理由】

私がITエンジニアになりたい理由は、多くの人の役に立つことができる仕事だと考えるからです。

【②なぜそう思うのか】

IT産業は人口減少が進む中でも成長を続ける将来性のある業界です。ITが人々の生活を便利にし、豊かにしています。様々な分野でIT化を進めるITエンジニアになれば、多くの人の役に立つ仕事が出来ると考えています。私は、多くの人の役に立つ仕事をしていきたい為ITエンジニア職を希望しています。

【③納得感を与える+α】⇒業界の将来性を感じた事例を入れて納得感を!!

私は現在メーカーで営業職をしているのですが、半年前から営業成績をシステムで管理するようになりました。この事により、より数字意識を持つチームを作ることができ、目標達成率が上がりました。IT化の面白さや可能性を非常に強く感じました。

私はこのようにIT化を進めていくことに関わり、人々の生活を豊かにすることに貢献していきたいと考えています。

1-1-3.仕事内容への興味を志望動機に入れる

3つ目は、ITエンジニアの仕事内容への興味を志望動機にすることです。ITエンジニアはその技術を学生時代学んだりしていなくても、また特別な資格がなくても目指すことが出来る唯一の技術職です。ITエンジニアの仕事には多くの魅力がありますので、それを見つけ出し、志望動機に入れていきましょう。

ITエンジニアの仕事の魅力は以下の通りです。
  • 未経験からでもモノづくりに関れる
  • 自分が作ったもので世の中を便利にできる
  • 知識を積み上げていく仕事の為、努力が裏切らない業種
  • チームでモノづくりに関れ、達成感がある
  • 常に最新のものに触れるチャンスがあり、刺激的な日々を送れる
文例

【①ITエンジニアになりたい理由】

私がITエンジニアになりたい理由は、モノづくりが好きで、文系からでもモノづくりに関わる事が出来る職業だからです。

【②なぜそう思うのか】

営業職を経験する中で、出来上がったものでサービスを提供するよりも、ユーザーのニーズに合わせてものを創り上げていく側に回りたいと考えました。ITエンジニアは新しい技術がどんどん生まれていく中で、それを覚えて使えるようにしていけば、自分でもモノづくりに関われる職種である事を知りました。ITエンジニアになる為には相当な努力が必要である事は業界研究をしていく中で把握していますが、チャレンジしてみたいと思いました。

【③納得感を与える+α】⇒ただ夢見ているだけでなく、仕事の現実を把握していることを伝え納得感を!!

経験がほとんどないので、直ぐに自分のアイディアを形にしたり、ユーザーと関わりながらモノづくりの第一線に立ったりするのは難しいかもしれませんが、自己研鑽を継続して行い技術力を身に付け、最終的にはユーザーのニーズを形に出来るようなエンジニアになっていきたいと考えています。

 

1-2.なぜITエンジニアとしてその会社で働きたいのか

ITエンジニアとしてその会社に入社したい理由も必ず志望動機に入れましょう。IT産業が成長している事により、IT企業数も増加し続けていますので、数ある企業の中からなぜその会社を選んだのかを伝える事により、面接官の採用意欲もぐっと上がります。しかし、ありきたりな内容ではなく、その会社の特徴や強み等を理解した上で志望動機を考えていきましょう。

その会社に入社したい志望動機を考える際に注意したい事は、その会社が一番自社の強みと感じている事や、外部の人に魅力的に感じてほしいと思っている事を正しく理解し、それを志望動機に入れることです。つまり会社のイチオシポイントを正しく理解し、そこに共感している事を伝えるのです。

例えば、デートの日に気合を入れた洋服を相手に褒められたら、よく見てくれているなと嬉しい気持ちになりますよね。逆にいつも通りの髪型を突然褒められても違和感を覚えると思います。それと同じで、企業側が何に魅力を感じてほしいと思っているのかという事を見極め、それを絶賛したり共感したりすることがポイントなのです。

1-2-1.経営理念等のビジョンが強みの会社 ~ビジョンイチオシ型~

会社の理念やビジョンが明確な会社には、その理念の理解度と共感度を伝える必要があります。

ただ、理念への共感度を伝えるだけでなく、自分の今までの行動や信念を絡めて共感度を伝えたり、理念に対して自分自身がどう思うのかを伝えたりする事で意欲の高さを感じてもらってください。

文例

御社を志望した理由は、「○」という理念に大変共感したからです。私は、今までの仕事でもチームワークを意識しながら仕事を進めてきました。このことから、仕事を進めていく中での御社の「○」という考え方の重要性を実感しています。このような理念を掲げた会社で業務を行い、お客様によりよいサービスを提供し続けることにチャレンジしていきたいです。

1-2-2.サービスや製品が強みの会社 ~自社サービスイチオシ型~

自社のサービスや製品が強みだと考えいている会社に対しては、そのサービスや製品を褒めちぎる事が一番有効です。

褒めるときのポイントは、他と比較してどうなのかという視点を入れることです。サービス・製品はその会社が日々積み上げてきた努力の結晶です。それを他社と比べてこんなところが素晴らしいと褒められたら、面接官もうれしいはずです。他社と比較する事で業界全体を見て自社に魅力を感じてくれているという印象を与える事ができ、よりあなたへの信用度も上がります。

文例

御社を志望する理由は、○○というサービスが他社競合と比較した場合大変優位性があり、社会貢献度の高い製品だと感じ、そのような製品に自身も関わり、社会に貢献していきたいと考えたからです。今後の世の中では、~が深刻化します。この問題を御社の○○であれば解決していくことができる感じました。

私は社会に貢献できるエンジニアになっていきたいと考えていますので、御社の○○の為に自己研鑽に励み、より良いサービスを提供していくチームの一員になりたいです。その為に、新しい技術のインプットと求められる技術を学び続け貪欲に努力していきます。

1-2-3.社内制度や福利厚生が強みの会社 ~社内制度イチオシ型~

社内制度や福利厚生が強みの会社は、社員を大事にしている会社と考えることができますので、その点に魅力を感じているという事を伝えるのがポイントです。

ただ○○制度がいい、福利厚生が充実しているのがいい、と伝えてしまうと、自分が得する部分しか見ていないと感じられてしまいます。ですので、その制度や福利厚生をスタートした理由を理解し、その理由に魅力を感じていると伝えていくことで面接官は、自社の姿勢を評価されたと感じ、あなたへの採用意欲が高まるのです。

文例

御社を志望する理由は、○○制度をはじめとした社内制度が充実している点に魅力を感じたからです。社内制度が充実しているという事は、社員を大切に考える社風の表れだと思います。そういった会社の考え方にとても将来性を感じました。私は○○制度を利用して、エンジニアとして更に活躍できるように努力していきます。

1-2-4.人間関係や社風が強みの会社 ~社風イチオシ型~

人間関係や社風等の「人」を強みとしている会社には、自分の就職先を探す軸が「人」であり、なぜ「人」を軸にしているのかを伝えた上で、その会社の「人」がいいと思った理由を伝える必要があります。

「人」を軸に志望動機を書くのは、今まで説明してきた中で一番企業研究が少なく書く事が出来ます。「人」軸ですと、選考を通して出会った社員や面接官が話している会社の社風の話、SNSHPで投稿される社内イベントの記事でしか実態を知ることができませんので、それをもとに志望動機を書かざるを得ない状況です。その為企業研究をあまりしなくても志望動機を書く事が出来ます。しかし、面接官は企業研究に費やした時間量を感じることで、自社への志望度の高さを感じる傾向にありますので、「人」軸で志望動機を伝える際は、自分の企業選びの「軸」をしっかりと伝え、その上でなぜその会社がいいのかを伝えて、面接官に意欲を感じてもらいましょう。

文例

御社を志望する理由は、説明会や面接でお会いした社員の方々の人柄が魅力的で、一緒に働きたいと感じたからです。私が就職活動を行う上で最も重要視しているのが一緒に働く「人」です。私は、自分自身が目指したいと思える人や、同じビジョンを共有できる人がいる環境が、常に自己研鑽を行っていく意欲につながる特性があります。御社の社員の皆さんは常に会社の理念を意識しながら前向きに働いている印象をどの会社よりも受けた為、御社の一員になり私も周りに良い影響が与えられる人材になり、御社の目標の実現に貢献したいと考え志望しました。

 

2.エンジニアの志望動機文例集

今までご紹介したポイントをもとに攻めの志望動機例をご紹介します。

2-1.中途採用 パターン① ~ビジョンイチオシ型~

▼人物:【中途採用】28歳 4年生文系大学卒 営業経験

▼受ける企業:ビジョンイチオシ型

私がITエンジニア職を志望する理由は、成長産業といわれるIT業界で、技術力をつけ社会貢献していきたいと考えているからです。営業職として働いていく中で、様々な分野でのIT技術の必要性を感じました。出来上がった物をただ提供するのではなく、自分自身もIT化を進めていく側に回り、人材不足が深刻化しているIT業界で世の中により貢献できる人材になりたいと考えています。28歳で未経験からITエンジニアになるのは周りと比べるとスタートが遅いと思いますので、日々努力を続け、自己研鑽にも積極的に取り組んでいきます。

IT企業が多くある中で御社を志望する理由は、『技術力だけでなく感動を与える』という会社の方針に共感したからです。営業職としてはやらいていく中でも、常にお客様を喜ばせたいという思いで行動していました。そうすることで、会社のファンを増やし、次の取引にもつながるからです。このことから、ITエンジニアとしても、ただ技術力だけを身に着けてサービスを提供するのではなく、プラスアルファのサービスを提供し、お客様の期待値を上回り、感動を与えられる人材になり、御社のファンを増やしていきたいと考えています。

2-2.中途採用 パターン② ~自社サービスイチオシ型~

▼人物:【中途採用】25歳 4年生情報系大学卒 IT客先常駐経験

▼受ける企業:自社サービスイチオシ型

私は、大学を卒業してからITエンジニアとして働いてきましたが、自身の発想力を生かしてより価値の出せるITエンジニアになりたいと思い、現在転職活動を行っています。現在はお客様先の製品を開発することにより、様々な技術に触れながらエンジニアとして働いてきました。この経験とそこで培われた発想力を生かして、自社サービスを開発するエンジニアになりたいと考えています。御社には優秀な人材が多く所属していますので、先輩方から積極的に技術等吸収し、自身でも自己研鑽を続け、将来的には製品の企画や要件定義にも関わっていきたいです。

御社を志望している理由は、御社の製品の□□という点にとても優位性があると感じるからです。現在は医療業界の○○の分野でシェアNo2となっておりますが、シェアトップの△△を抜くような製品にしていき医療業界により貢献していきたいと考えています。

2-3.中途採用 パターン③ ~社内制度イチオシ型~

▼人物:【中途採用】23歳 専門卒 サービス業 

▼受ける企業:社内制度イチオシ型

私がITエンジニアを志望する理由は、ものづくりに関りたいと考えているからです。サービス業で働いていく中で、専門知識を積み重ね、それを生かしてお客様に価値を提供していく事に魅力を感じるようになりました。私は専門卒でITとは無縁の環境で今まで生活してきましたが、ITエンジニアは未経験からでも目指すことが出来る唯一の技術職ですので、これから毎日学習を続け専門知識をつけ、ITエンジニアとして世の中から必要とされる人材になりたいと考えています。未経験ですので、現在はまずはJavaの学習を毎日3時間行っています。入社までに自作でアプリを完成させることを目指しています。

御社を志望する理由は、研修制度が充実している点に魅力を感じたからです。様々な企業のHPを見てきましたが、御社ほど社員のことを考えた研修制度はないと感じました。カリキュラムの内容も魅力的ですが、社員の活用度からも制度の充実レベルを感じることが出来ました。私も社員の皆さんと切磋琢磨しながら学び続けていきたいと考えています。

2-4.新卒採用 パターン① ~社風イチオシ型~

▼人物:【新卒採用】21歳 4年生文系大学卒 

▼受ける企業:社風イチオシ型

私がITエンジニアを志望する理由は、自分の努力でビジネスマンとしての価値を高めていきたいからです。業界研究を進める中で、ITエンジニアは他の業種と比べ、努力量が将来の自身の姿を大きく変える仕事だと感じました。私は、コツコツと努力し続けることが得意です。そういった特性を生かして常に学び続け、30代でマネジメントを任されるレベルのエンジニアになりたいと考えています。情報系学部に通っている学生に比べると出遅れてしまっていますので、ITエンジニアと目指し始めてからまずは9/11ITパスポート試験合格を目指し、毎日学習を続けています。

御社を志望する理由は、説明会でお会いした○○さんのようなエンジニアになりたいと考えたことが大きな理由です。私が就職活動の中で重視しているのはその会社で働く「人」です。共に働く方々が、ポジティブで成長意欲があるかをとても重要視しています。説明会でお会いした○○さんは、御社のビジョンや理念を理解し、その実現に向け行動されている方だと感じ、エンジニアとしてだけでなく人として尊敬できる方だと思いました。そういった方と自分も共に働かせて頂き、社員同士切磋琢磨しながら働ける環境づくりに私も貢献していきたいと考えています。

 

3.普通の志望動機を「攻めの志望動機」にする際の3つの方法

志望動機を書いた際に、以下の3つのポイントが入っているかを確認してみましょう。この3つのポイントをおさえるだけで、内定獲得にぐっと近づく事が出来るのです。

3-1.努力を伝え納得感を与える

志望動機を伝えるだけでは、面接官を納得させるのは難しいです。なぜなら志望動機は皆面接の前に事前の準備をしますので、良い志望動機は準備をすれば誰でも伝えられるのです。面接官はそれをわかっています。

ですので、言葉で良く飾るだけでなく、本当にそうなんだと納得感を与える必要があるのです。納得感を伝える上で、実例を入れてとか、具体的に書くとか、そういった方法論を書いた記事を多く見ますが、一番納得感を与える上で効果的なのは、ITエンジニアになる為に行っている努力を伝えることなのです。冒頭でも記述しましたが、ITエンジニアの仕事はコツコツ努力をする必要がありますし、時には困難な状況に陥ることもあります。そんな中でもITエンジニアになりたいという強い覚悟を持っていれば乗り越えることが出来ます。その覚悟を今行っているITエンジニアになる為の努力を伝えることで感じてもらってください。

良い志望動機を考え、それに納得感を持たせる為の努力も合わせて伝える為の準備をしてください。

3-2.メリット感を与える

面接では、自分にとってのメリットを考えるだけでなく、いかに自分を採用したことにより、その会社にメリットがあるのかを伝えていく必要があります。就職活動をしているとその視点を忘れてしまいがちです。しかしこの視点で志望動機や面接での受け答え、質問内容を考えると、面接官の採用意欲がぐっと上がります。

志望動機も自分がどうしたいから入社したいという事だけでなく、自分を採用する事で企業側にどんなメリットがあるかをストレートに言うだけでなく、志望動機全体の内容から感じてもらえるような組み立てをしていきましょう。

3-3.社風とのフィット感を与える

面接官は、どんなに優秀でも、自社の社風や求める人物像に当てはまらないと、採用を見送ってしまいます。理由は、「早期退職」を避けたいからです。人材を採用し雇用するのには時間と膨大なコストがかかります。このことから、会社に利益を与える前に退職されてしまう事態は、面接官が一番避けたいのです。

早期退職に繋がる一番の要因は社風とのマッチ度が低い事です。

志望動機には、その会社の求める人物像や社風を理解し、いかに自分がマッチしているか、既存社員と良い関係をつくっていけそうかを感じてもらえるような要素を入れていきましょう。

3-4.企業のイチオシポントを正しく見極めるコツ

企業のイチオシポイントを見極める段階で、失敗してしまうと攻めの志望動機は完成しません。イチオシポイントの見極め方法は以下の通りです。

イチオシポイントの見極め方法
  • HPを隈なくみて、各項目のHPに占める割合で判断する
  • 求人広告で大きく打ち出している項目で判断する
  • 事前に説明会があるのであれば、その場で強みや他社と差別化を図っている部分を聞いてみる
  • 社長の経歴で判断する

上記の方法を意識しながら、企業の情報収集を徹底的に行っていきましょう。

 

4.志望動機プラスαで内定獲得!面接でのテクニック

今まで志望動機について記述してきましたが、今回この記事をご覧頂いている方は、ITエンジニアとして希望する会社の内定を獲得したい!と考えている人がほとんどだと思います。

最後に私が人事として多くの方の面接をする中で採用したいと思った人の特徴から考えたテクニックをお伝えしていきます。誰でもすぐに出来ることを中心にご紹介します。

  • 今行っているITエンジニアになる為の自己研鑽や努力のネタは話せるようにしておく。
  • 履歴書、職務経歴書は丁寧に、かつ細かく、そして面接に行く会社ごとに違いを入れて書く。
  • 話が長い人は敬遠される。質問には結論を言う。理由は聞かれたら答える。
  • 面接後の質問は沢山しよう。その為の情報収集は徹底的に行う。
  • 面接後のお礼のメッセージはありきたりだけど、面接官はとっても嬉しく印象に残る。ただし、定型文は逆効果。

5.さいごに

普通の志望動機ではなく、内定獲得に近づく事が出来る“攻めの志望動機”について解説してきました。

未経験からでも技術の仕事に就くことが出来る、つまり過去の経歴があまり関係ないITエンジニアだからこそ、自分が入社したい会社から内定をもらう為には、志望動機がとても重要になります。

  • 志望動機には、「ITエンジニアになりたい理由」「その会社に入社したい理由」を必ずいれる
  • 攻めの志望動機は「①ITエンジニアになりたい理由」+「②なぜそう思うのか」+「③納得感を与える+α」で実現する
  • その会社に入社した理由を考えるときは、会社のイチオシポイントを間違えないように注意する
  • 攻めの志望動機にするには、「納得感を与える為の努力」「採用する事のメリット感」「社風とのフィット感」「企業のイチオシポイントの正しい理解」を伝える
  • 面接でのちょっとした気配り心配りで内定に近づく!!

志望動機をこれから考える人も、既に考えている人も、普通の志望動機ではなく、攻めの志望動機を考え、希望する会社から内定を獲得していきましょう!